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家庭教師のマナベスト 長野県 スタッフブログ

【高校生】
23年度 国語の科目再編

2022/04/18

2023年度より、高校国語教科において科目の再編が実施されます。


必履修科目は、現行課程の「国語総合」が「現代の国語」と「言語文化」に分けられ、

選択科目は、現行課程の「国語表現」「現代文A」「現代文B」「古典A」「古典B」が、

「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探求」となりました。


今回の学習指導要領の改訂は、「共通性の確保」と「多様性への対応」という観点に基づいて、

一人ひとりの生徒の資質・能力を伸ばす学校教育とそれを通してよりよい社会を創るという

「社会に開かれた教育課程」の実現を目指すものだそうです。


必履修科目の、

「現代の国語」は、「実社会・実生活に生きて働く国語の能力」を育てることを、

「言語文化」は、「我が国の言語文化への理解」を深めること(古典の基礎的な内容も「言語文化」に含まれます)、

をそれぞれ目的としています。


選択科目の、

「論理国語」は、〈実社会〉を生きるために必要な言語能力の育成、

言葉に関する〔思考力、判断力、表現力〕を育成すること(国語以外の教科の得点アップにもつながるかもしれませんね☆)、


「文学国語」は、言葉の「創造や心情を豊かにする働き」など、感性・情緒の側面の力を育成すること(クリエイティビティがUPするかも!?)、

「国語表現」は、言葉の「自己と他者の相互理解を深める働き」に注目させること(コミュ力UP!?)、

「古典探求」は、我が国の言語文化に対する理解を深めるとともに、古典への興味を広げること(日本の昔の文化や、漢文の味わいをより深く学習☆)、

をそれぞれ目的としています。


なお、今回の再編、とくに「論理国語」と「文学国語」を分けることに対して、

教科書会社や学校現場、そして文学者などからも

「論理と文学は切り分けられない」

「基準がわからない」といった、疑問の声も上がっています。

皆さんはどう思いますか?