世界史でよく聞く[カラカラ帝]
聞いたことはあると思いますが、詳しく知らない人が多いですね。
200年頃のローマ帝国の皇帝です。
日本はちょうど弥生時代後期、稲作をしていて、貧富の差が激しくなったタイミングです。
なんと、彼は五賢帝の5番目の皇帝【マルクス=アウレリウス=アントニウス帝】
とまったく同じ名前を名乗ります。
しかし、部下や市民からは、渾名(あだな)のカラカラ帝と呼ばれていたため
現在も、カラカラ帝となっています。
212年、アントニウス勅令を出しました。
テストによく出る問題。
Q.この法令の目的は?
A.税収を増やすため
でしたね。
この法令は、ローマ帝国内の全自由人に市民権を与え、活発な商業活動を推奨しました。
Q.では、彼がローマ市民のために建設したものは?
A.大浴場
ですね。アントニヌス浴場、カラカラ浴場と呼ばれます。
ふーん、そんなものか、という程度のものですが、この時代では、すごいものなのです。