ネアンデルタール人は、19世紀の半ばに、
ドイツのネアンデル渓谷の発掘調査で発見された旧人です。
ネアンデルという地域で見つかったため、ネアンデルタール人と名付けられました。
この旧人は、死後の世界に関心があったことをうかがわせる遺跡も見つかっています。
死後の世界を考えた旧人は、彼らだけなのです。めずらしいですね。
さて、私たちの祖先は?と言うと、
クロマニョン人です。
フランスの南西部で発見された新人です。
先ほどのネアンデルタール人が滅びたあとの、4万2000年前に現れました。
現生人類の直接の祖先です。
その理由は、体型や知能に関して、現在の私たちとほぼ同じだからです。
なんと、彼らは、1つの原石を道具を使って加工し、細長く薄くしていたそうです。
知能が発達していた証拠と言われています。
人類の進化を調べていくと、こんなにたくさんの発見があります。
教科書に書いていないことを、自主的に調べてみるのもおもしろいですね。