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家庭教師のマナベスト 岐阜県 スタッフブログ

学校でおなかが痛くなる…
「過敏性腸症候群」かも



「学校に行くことを考えるとおなかが痛くなる」

「集会のある日はおなかが張る」

「苦手な先生の授業の時、いつもトイレに席を立ってしまう」



このように、おなか(腸)の調子が精神状態と連動して悪くなる症状を


過敏性腸症候群(IBS)


といいます。


腸を含め、人間の臓器などの組織は、その人の精神状態とつながっていることがわかっています。

そしてその中でも特に影響が出やすいのが腸だと言われています。




過敏性腸症候群になると、


・トラウマのある状況と同じ状況の時に腸が不調になる

・いやなことを考えるだけでお腹が痛くなる

・トイレに行けない場所になるとトイレがしたくなる

といった症状が出ます。




学校は集会や授業やテストなど、なかなかトイレに行きづらい状況が多くあります。

そして、年頃で精神的に不安定、繊細なところが多いので、

過敏性腸症候群は十代の子供にとても多いのです。

悩めば悩むほど精神状態は悪くなるので症状も重くなっていきますし、

ひどいと学校に行けなくなってしまう場合もあります。


せっかくの学校生活が体調に左右されて、充実した日々を過ごせないなんて悲しいですよね。



さて、過敏性腸症候群ですが、いくつか有効な対策がわかっています。


まずは、普段の生活からストレスをためないことです。

なかなか難しいことですが、

例えば、親御さんは家庭の環境を過ごしやすいものに改善してあげるといいかもしれません。

学校や課外活動で嫌な人間関係に困ってるなら、

その相手となるべく関わらずに済むよう手助けしてあげるのもいいでしょう。


普段のストレスを減らすことによって、気持ちが前向きになり、

精神状態が体調に表れにくくなります。


また、腸に気を配った生活を送ることも重要です。


ヨーグルトなどの整腸効果のあるものを適切な量とるよう心掛けたり、

逆に自分の体質に合わないものをなるべく避けたりといった食生活がまず大事です。

そして、早寝早起きや適度に体を動かすことなど、基本的な健康習慣が重要になってきます。




いち早く改善したいという方はぜひ心療内科に行ってみてください。

症状の性質上、恥ずかしいかもしれませんが、

心療内科では過敏性腸症候群の患者さんがかなり多いので

特別変わった目で見られることはありませんよ。


心療内科では、症状の改善のためのカウンセリングや、

腸の動きを抑える薬を処方してもらえます。


親御さんにおかれましては、

子供は恥ずかしがってなかなか症状のことを言わないかもしれませんので、

「最近学校に行きたがらないな?」「トイレの回数が多いな?」と異変を感じ、

過敏性腸症候群っぽいな、と思ったら

「いつもおなか痛いなら、心療内科行ってみる?」と優しく聞いてみてあげてください。




楽しく健康に学校生活が送れるよう、周りの人が気を配って導いてあげてくださいね。