学年ビリから慶応義塾大学に現役で合格した「ビリギャル」をはじめ、
ネットや本にはさまざまな“逆転合格物語”が転がっています。
「部活が終わってからの半年で偏差値を~~」
「センターの三か月前から~~」
「急に覚醒したように勉強しだして~~」
と、逆転合格を実現した具体的なやり方が語られているものも多いです。
もちろん、受験は最後の最後まで結果はわかりません。
殆ど受かる見込みのなかった生徒さんがダメ元で出願したら受かっちゃった
といった話はよく聞くものです。
もし絶対に叶えたい夢があったり、「絶対に公立に行きたい」というような事情がある人は
簡単に諦めてはもったいないと思います。
とはいえ、残酷ですが、すべての人が逆転合格出来るわけではありません。
ネットや本で注目を浴びる逆転合格物語は
そのようなケースが“珍しいからこそ”注目を浴びるのです。
つまり、脚光を浴びる彼ら彼女らの陰で、念願かなわず涙を飲んだ受験生が
山ほどいるんです。
合格する受験生の多くは、
「受かる可能性がある程度高いところに出願して、順当に受かった」
人です。
さて。前置きが長くなりましたが、
今回お伝えしたいのは
“逆転合格を期待しないでほしい”
ということです。
現在は6月ですが、
「逆転合格した人は残りの3か月で詰め込んで受かったって言ってたしな~」
と考えてそれまで勉強を放置する、といった風には考えず、
今から試験日までに
「順当に受かる」
くらいの学力をつけられるよう
計画的に学習を進めてほしいのです。
それは今から受験までの10か月もあれば、
やろうと思えば多くの人が出来ることです。
中1のお子さんの問い合わせで、「今からだと早すぎますかね?」と言われることがありますが、
全くそんなことは無く、遅くから始めた人のほぼ全員が
「もっと早く始めればよかった」と言っています。
やる気を出した今こそ、“すぐに”勉強を始めてくださいね!