学校の先生が口酸っぱく「基礎を大事にしなさい!」
というのに対し
「基礎の問題なんて、公式を当てはめるだけで簡単だよ」
と思ってませんか?
実は、どんな教科でも、簡単だと思ってた“基礎”を軽視すると、学力は絶対に伸びません。
“基礎”は英語でいうと「basic」であり、「easy」ではありません。
基礎だからといって「簡単なところ」と侮ってはいけないのです。
突然ですが、土地を買って一軒の家を建てることを想像してみてください。
家を建てるなら、まず地盤の安定した土地を探し、上質なコンクリートで土台を作り、
頑丈な素材の柱で骨組みを組みたいですよね。
これらの初期工事を雑にすると、
グラグラ揺れるし隙間風は吹くし、災害が不安……
と、不満の多い家になってしまいます。いずれ倒壊する恐れもあります。
もうお察しかもしれませんが、この、家でいう「土地」や「土台」や「柱」といったものが
学問における“基礎”なのです。
発展的な問題も、複数の分野を組み合わせた複合問題も、
難関入試の超難問も、
すべてその学問の“基礎”の上に立っているのです。
もしかしたらこれまでは基礎があいまいなままでもなんとかなっていたかもしれませんが、
内容が進むにつれ、基礎がしっかりしていることが重要になってきます。
高く大きな建物を作ろうとするなら、それだけ頑丈な土台が必要なのです。
「気づいた時には倒壊寸前!!」
なんてことにならないよう、
「基礎に不安は1ミリもない!」
と断言できるくらい、基礎を完璧にしましょう。