「勉強のやる気が出てきた!」
と頑張ろうとしている生徒さんが陥りがちな失敗が
“参考書の買いすぎ”
です。
「あの学校に受かるには…あの参考書をやって…あれも覚えて…あれも目を通して……」
と、ついつい手を出す参考書が増えてしまいます。
新しい参考書を買ったばかりの時は、勉強へのモチベーションも高まり、
特に難しい参考書を買ったときには、少し自分が賢くなったような気もするのですが……
じつはこれが危険なのです。
映像記憶などができる一部の人を除いて、
人は一度見ただけのものを覚えられるようには出来ていません。
問題の解説を読んで「はいはいなるほどね!」と思っても、
翌日同じ問題にもういちど取り掛かってみるとまったく解けなくなっている、といったことは
本当によくあることです。
そこへいくと、「参考書を買いすぎる」ということは、
次から次へと新しいものに触れるわけですから
「一度見ただけのもの」ばかりがどんどん積み重なるわけです。
そして、そのなかで頭の中に定着したものがどれだけあるかというと
多くの場合、ほとんどないでしょう。
参考書代をたくさん使ってそれぞれに勉強時間もかけてるのに
学力が上がらないなんて残念ですよね。
そのようなことにならないよう、
参考書は“最小限”の量にとどめ、
おなじものを何周も繰り返して頭に定着させることが重要です。
本棚を見て
参考書を買いすぎていないか(買ってからあまり触れてない参考書がないか)を
考えてみてくださいね。