2021年度から中学校の教科書が新しくなり、英語が難しくなりました。
例年、中一最初の中間テストでは簡単な問題が多く出され、
平均点が80点ほどの学校が多くあったようですが、
昨年は60点ほどしかない学校が多かったようです。
とはいえその一方で、90点以上の生徒さんも少なくなかったようです。
そして、二学期、三学期とすすむにつれ
「70点以上取れる生徒」と「50点以下の生徒」の割合が増えた(=二極化が進んだ)
ようです。
これはとても重要なことなんですが、英語という教科は学習初期に習うことからの積み重ねで
後の理解が進むように出来ています。
つまり、中一最初の中間テストの範囲が理解できないと、
どんどん周りから置いてかれてしまうのです。
その一方で英語に適性のある生徒さんは、授業の進度に合わせて
難しい内容もひとつひとつ着実に理解していきます。
このような教科の性質により、学力の二極化進むのだと考えられます。
元より社会や理科と違い、英語は長期スパンの積み重ねが重要だと言われています。
受験期ギリギリになって焦って勉強しようと思っても
“自分がどこからわからないのか(どこまで戻らないといけないのか)”
を正確に把握できません。
ですので、学校の進度に置いてかれることなくついていくことがとても重要なのです。
気づいたら「中一の内容からわからない!」
という事態に陥らないように、
早い段階から対策をとる必要があります。
現在は6月でまだまだ勉強に対する危機感がわきにくい時期ですが、
一学期の中間、期末の結果が振るわなかった生徒さんは、
二学期、三学期、そしてそれ以降の学習のためにも
早めに復習し、“苦手”や“あいまい”をなくしましょう!