文部科学省が実施する「学校基本調査」によると、
国立・公立・私立を合わせて2021年時点で男子校は98校で、2001年の203校から51.7%減りました。
また女子校は2021年時点で281校。2001年の503校から比べると44.1%減りました。
少子化に伴い共学校も減ってはいますが、減少率は5.7%に留まっています。
男子校、女子校が減ったのは少子化が一番の原因だと考えられています。
特に私立では入学希望者、入学者を確保しなければ経営が厳しくなります。
そういった都合で共学化にふみきった高校も多くあるようです。
また、公立においては男女平等を推進することを目的に共学化が進みました。
一方で、「男子校、女子校だからと言って差別的ということにはならない」
「伝統を重視してほしい」という反対意見もあるようです。
とはいえ全体的には、少子化が続く限り、男子校、女子校の減少傾向はとどまらないだろうと
言われています。
このまま男子校、女子校はなくなってしまうのでしょうか?
共学、別学、どちらにもメリット・デメリットがあると思いますが
色んなお子さんそれぞれにとって最適な選択ができるよう
多様な選択肢があるといいように思います。