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ホーム > 対応エリア > 京都府 > スタッフブログ > 【理科】計算問題だけじゃない!公式の利用方法

家庭教師のマナベスト 京都府 スタッフブログ

【理科】計算問題だけじゃない!
公式の利用方法

2022/07/26

みなさんは理科の公式をちゃんと覚えていますか?


理科の計算問題を解くうえで、かかせない公式ですが、

実は公式には、計算問題を解く以外の利用方法があるんです。



今回はその利用方法をお伝えしたいのですが、

さっそく一つ意識してもらいたいことがあります。


それは、理科で出てくる公式は、


『現実で起きるできごとを

数式の形で表したもの』


だということです。

(物理の実験などを思い返すとそうなってましたよね!)



これは裏返すと、

『公式を見れば現実でどういうことが起きるかわかる』

ということでもあります。



つまり、公式は、

計算問題だけではなく、

正誤択一問題など選択式問題にも使える

ということです。




1つ例をあげてみましょう。


理科の正誤択一問題の選択肢の一つに


(a).部屋の気温を上げると、湿度が下がった。


という選択肢があったとします。

(正誤を少し考えてみてください)




この正誤を判定しようと思ったとき、

「晴れた日、朝に比べて気温の高い昼間の方が湿度が低いことが多い」

という事実を知っていたり

教科書にたまたま載っていた同じ文章を丸暗記してたなら

この選択肢は「正」だとわかります。


しかし、

「もし上記のことが頭に無かったとしたら、どれだけ考えてもわからない」

ということでは、

おそらく、少しヒネった問題では解けなくなってしまうでしょう。



ここで、「公式を利用する」ことを思い出してほしいんです。



まず、湿度の公式ですが、

湿度=水蒸気量/飽和水蒸気量

でしたね。


この公式を見つつ、問題文を見ると

「部屋の気温を上げると~」とあります。

そして、これは覚えておいてほしいことなんですが

空間の気温が上がると飽和水蒸気量が上がりますね。



分数の、分母(飽和水蒸気量)の値が上がるということは、

分数全体の値が小さくなるということですね。

(例えば、3→4は値が増加してますが、1/3→1/4は減少してますよね)

つまり、「湿度(=分数全体)は下がる」と分かり、

この選択肢は「正」だとわかります。


これが、「正誤判定など選択式問題で公式を利用する」ということです。




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選択式問題の文章の出し方はさまざまで、

同じ文章が教科書にそっくりそのまま書いてあることもあれば、

ヒネった出題のされ方をされ、教科書と違う書き方をされていることもあります。


始めて見る文章に出会ったとき、

「そんなこと、見たことも聞いたこともないからわからない!」

となってしまうのではなく、


「公式を思い浮かべてみると……。分かった!」

となれるよう、


公式の理解、暗記を徹底し、また公式を選択式問題にも利用できるよう

練習してみてくださいね!