今回は、勉強方法での大切な事『アウトプット』について書いていきたいと思います。
そもそも『アウトプット』ってなんだろう?
そう思った方もいるのではないでしょうか?
アウトプットとは『出力』です。出すという事です。
アウトプットの対義語がインプットですよね。
インプットとは『入力』を意味し、入れるという事ですね。
基本的に勉強というものは『インプット』になります。
端的に表現するならば、生徒さん自身の身体に、そして脳に情報を入れていく作業になります。
そして勉強以外の事もそうなりますよね。
例えば趣味や好きな事もそうなります。
アイドルのメンバーの名前を覚える。アニメの登場人物を覚える。
ゲームの攻略を覚える等と、日常生活の中でも『インプット』は沢山存在している事になります。
話を勉強に戻しますが、先程書いたように勉強も同じ『インプット』です。
「簡単じゃん! 沢山勉強して沢山覚えたら良いだけでしょ?」
そんな話を良く耳にしますが、実はそんな簡単な話ではないのです。
想像して下さい。
2リットルのペットボトルがあります。
そのペットボトルには、最大で何リットルの水を入れる事が出来ますか?
答えは簡単ですよね。
2リットルです。
どんなに頑張って注いでも、3リットルは入らないですよね?
理由はか『容量』が決まっているからなのです。
他にも、DVD・Blu-rayレコーダーのHDD。スマホ本体の保存容量。
SDカード、冷蔵庫や洗濯機の容量等と、生活の中でも『容量』は沢山存在しますよね。
実は人間の記憶も『容量』があると一説で云われています。
という事はですよ?
勉強したとしても、ある一定の保存容量を超えた場合は、それ以上どんなに勉強を頑張っても『インプット』されない事になりますよね。
不安になった生徒さん。
安心して下さい!!
ここで今回のテーマ『アウトプット』がいかに大切かを紹介したいと思います。
先に伝えますが『アウトプット』=『記憶を消す』ではないので勘違いしないで下さいね。(笑)
勉強でいう『アウトプット』とは、感覚的には『脳の中を整理する。スペースを空ける』とイメージして下さい。
まずは『勉強の知識を整理』しましょう。
小学生の算数で例えていきます。
足し算を覚え、引き算を覚える。
その後で掛け算を覚え、割り算を覚えますよね?
ここで大切な事は、掛け算を覚えた時に足し算と『リンクさせる』事なのです。
同じく、割り算を覚えた時に引き算とリンクさせましょう。
個々で保存するのではなく、覚えていく知識の中で、自分の記憶と必ずリンクさせて脳に保存して下さい。
こうする事により、難しい応用問題が出たとしても、整理して保存された勉強のデータの中で、基礎までさかのぼる事が簡単になります。
次に『スペースを空けて』いきましょう。
この『スペースを空ける』という行為が『アウトプット』=『出力』になります。
では『アウトプット』のやり方ですが、実際に『行動』しましょう。
ここでいう『行動』というのは『問題を沢山解く。人に教える。ノートに書きだす』事を意味します。
行動する事によって、知識のデータは脳から出力されます。
出力される事により、理解が深まり『整理された状態で』再度脳に記憶されます。
『アウトプット』する事で『知識が整理され』『スペース』が生まれる。
この事を繰り返していく事で『情報がリンク』されていきます。
インプットしただけで満足せずに、きちんと知識を整理し、情報をリンクさせてスペースを空ける癖をつけていきましょう。