勉強には、目の前の複雑な事柄を自分なりにシンプルに捉えることで
一気に簡単になることがいくつもあります。
例えば、英語や国語の文章では、よく
“やたらと主語が長く、いくつもの文が接続されている難解な文章”
といったものが出てきます。
そういった複雑なものを、その複雑な形のまま捉えようとするのは非常に難しいです。
ですので、難解な文章に行き当たった時は、
一度肩の力を抜いて、文章を複雑にしている要素をそぎ落とします。
そうすると、
「要するにこの文章は、
『A(主語)はB(述語)、そして、C(主語)はD(述語)だ』
ってことを長い一文で言ってるだけなんだな」
と、シンプルに捉えられることがわかったりします。
そうした後に、最初にそぎ落とした細かい部分のひとつづつに目をやると
案外簡単に理解できるはずです。
これは数学にも言えることで、
色んな条件が与えられている問題に向き合ったとき、
そのすべての条件を同時に処理しようとすると、頭の中でこんがらがって、訳が分からなくなります。
ですので、そんなときは肩の力を抜いて
「関数とかが含まれてるけど、要するにこの式の左辺は、二つの実数を足してる、ってことだな」
と、一番シンプルで分かりやすい所から把握していくと
一歩進むことが出来ることがあります。
難しい問題に対して、グ~っと考えこんでしまう気持ちはわかりますし、
勉強する上でとても重要な姿勢だと思うのですが、
時にはフッと肩の力を抜いて、
目の前の問題をシンプルに捉えようとすることで
なにかが見えてくることもあるかと思いますよ!