「数学は理解が重要」と、よく先生にも言われるかと思います。
本当にその通りで、数学は暗記科目ではないため、理解が不可欠です。
では、“理解だけ”でいいのかというと、そうではありません。
教科書を入念に読み込み、概念を完璧に理解したとしても、
テスト本番で、時間内に満点をとれるかというと、怪しい部分もあります。
というのも、“理解”しただけでは、
それはまだ問題を解くための武器になり切れてないのです。
たとえばあなたの目の前に剣があったとして、
その長さをメジャーで入念に計り、剣術に関する本を読み、
頭の中でイメージトレーニングを重ねたとしても、
すぐには剣を操れませんよね。
実際に剣を握って練習する時間が必要なはずです。
これは数学の公式や解法という“武器”についても言うことができます。
一度理解したことも、問題集を解いて、いろんな問題に触れ、慣れる必要があります。
数学に関して考えるとヘンな表現になりますが、
“体に覚えさせる”ことも、とても重要なんです。
「ほとんど頭を使わなくても解けるようになる」
「勝手に手が動くかのように問題を解ける」
こういう状態になることでテスト本番でも時間内に解くことができますし、
発展的な内容や次の単元へスムーズに進むことが出来るようになります。
宿題の問題集などは、量が多いため、
面倒くさがって「教科書で理解したからやらなくていいやっ」
とは思いそうになりますが、
「たくさん問題を解いて体に覚えさせる」というつもりで頑張ってくださいね!