ニュースを見ていると、よく「多様性」という言葉を耳にします。
「多様性」は現代社会を考える上での重要ワードで、
受験でも、推薦入試の面接や小論文、国語や英語の課題文章に頻出ですね。
(ちなみに英語では「diversity(ダイバーシティー)」です)
「多様性」とは何かを簡単に言うと
「いろんなのがある、ということ」
かと思います。
たとえば、学校のクラスに40人生徒がいたとします。
すると、その40人はみんな顔も性格も学力も運動神経も、何もかも違いますよね。
こういった状態を「多様性がある」と言い、
『何もかも違うけど、一人ひとりの違い、個性を認めていこう』といった態度のことを
「多様性を認める」と言ったりします。
具体的な用例としては、
例えば環境に関する文脈の中だと
「海洋生物の多様性を守る
(海のなかを、一種だけが独占してしまうのを防ぎ、
いろんな生物が生息しつづけられるようにすること)」
と使われたり、
「人種や性別などの多様性を認める
(おおざっぱな枠組みに押し込むのではなく、マイノリティ(少数派)の存在を知り、
受け入れること)」
と使われたりします。
ちなみに「多様性」の対義語は「一様性(ひとつのものしかないこと)」といいますので、
合わせて覚えておいてくださいね!