公立高校の入試問題は、学力が上の層から下の層まで
すべてのレベルにおいて、選別が適切に行われるように出来ています。
それはつまり、「簡単な問題」と「少し難しい問題」がある、ということです。
例えば、
もし高校入試の問題がすべて簡単なものだったら
学力が一定以上ある生徒はみんな満点をとってしまうため、
上位の高校で選別が適切に行われないことになります。
逆に、すべての問題が難しいものだったら、
学力が一定以下の生徒はみんな0点になってしまうため、
下位の高校で選別ができません。
公立高校入試は、受けた生徒たちの得点がいい具合にばらけ、
ちゃんと高校が望む学力層を選別できるように出来ているわけです。
また、公立高校入試の問題はすべて、国が定める学習指導要領に沿ったものになっています。
つまり、教科書に載っていることや授業の内容さえマスター出来れば、
基本的にすべての問題が解けるように出来ている、ということです。
そうすると、学力が上の生徒さんも下の生徒さんも、
公立高校を目指すなら、
まずマスターすべきは教科書だと分かります。
難関私立を受験するのであれば、特別な教材が必要だと思いますが、
まずは教科書を理解し、学校で配られる問題集を解けるようになることを
最優先しましょう!