教科の内容には
・おそらくずっと変わらないもの
と
・時間の経過とともに変わるもの
とがあります。
たとえば、数学や物理の公式、英語や古文の文法、などは
時間がたったとしても変わりません。
一方、地理の統計、公民・公共で扱う法律などはどんどん変わっていきます。
人口のランキングや産業の分布、公民の時事問題などを古い教材で勉強すると、
現在とは違ったことを覚えてしまうことになります。
また、教育指導要領などの範囲にも気を付けてほしいです。
とくに、2022年の高校1年生からは新教育指導要領の範囲で勉強しています。
もし、現高1が古い教材に手を出してしまうと、
現行の範囲とは違う内容を勉強することになってしまいます。
受験参考書の中には、
名著と言われるものでも改訂されてなかったり絶版されていたりするものがあります。
また、「なるべく古いところまで過去問を遡りたい」と思って古い過去問に手を出したとしたら、
そこには現在では通用しないことが書いてあったりします。
参考書や過去問を使う時には、それが現在にも通用するものかどうか、
気をつけてくださいね。