今年も雪の季節になりましたね。
地域によってはもう降ってるところもあるかもしれません。
じつは、雪は湿度が低い(乾燥してる)ところほど多く降ります。
雪は水が凍ったものですから、
「あれ?湿度が高いほうが多くなるんじゃないの?」と意外に思えますね。
これには「潜熱」というものが関わっています。
湿度が低いと空気中の小さい水適が蒸発し、水蒸気になります。
このとき「潜熱」の効果で、周りの空気から熱を奪うんです。
これによって空気の温度が下がり、空気中の残った水滴を凍らせ、
雪になって降ってきます。
具体的な数値としては、
地上の湿度が80%の時には、地上気温が2℃にならないと雪が降りません。
地上の湿度が40%と低い時は、地上気温は5℃くらいでも雪になります。
これから天気予報を見るときには、湿度にも注目してみると
雪と気温の関係が見えてくると思いますよ。