教科書はとてもよくできた教材です。
学習指導要領に定められている範囲を、過不足なく、
簡潔に書いてあります。
しかし時として、初めて学習する人にとっては読み取りにくいことがあります。
教科書の文章は簡潔ですが、いい意味でも悪い意味でも“硬い”ことが多いのです。
“硬い”というのは、読者に優しく理解をうながすような修飾がなかったり、
イメージを喚起させるような身近な例えが載ってなかったりするということです。
ですので、「文章を何度か読み返してもわからない」、という場合は、
いくら読み返しても中々わかるようにはならないかもしれません。
そんな時には、「教科書以外」を参照してみるといいかもしれません。
例えば学校の先生や家庭教師に質問してみたり、
また、インターネットで検索してみたりです。
そうしてみると、より“やわらかい”説明を受けられるかと思います。
そのような“やわらかい”説明で一度理解してしまえば、
教科書に立ち返った時に
「ああ、そういうことだったのか!」
と、理解できるようになってると思います。
このように、一つの事柄を別々の教材などで見ることは、
その事柄についての理解を深くすることにつながりますし、
思考の柔軟性も上がり、応用が利くようにもなります。
一つの教材にこだわるのもいいですが、そのなかで分からないことが出てきたときには
別のところからインプットしてみると、理解がはかどると思いますよ!