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家庭教師のマナベスト 兵庫県 スタッフブログ

【国語】
「用言」ってなに?

2022/12/29

国語を勉強していると「用言」という言葉に出会います。



「動詞・形容詞・形容動詞は用言」

「後ろに用言がつづくときは連用形にする」


といったことは授業などで聞いたことがあるかもしれませんが、

そもそも「用言」が分からないとそれらも分からないと思います。




「用言」とは、簡単に言うと“活用する言葉”のことです。

“活用”とは、変化のことです。


たとえば、「遊ぶ」という動詞は

「“遊ば”ない」「“遊び”たい」「“遊ぶ”場所」

というふうに、「遊/ば/び/ぶ」という風に変化していますね。


これが“活用”で、このような活用する言葉のことを“用言”というのです。



先ほども言った通り、用言には動詞のほかに「形容詞」と「形容動詞」もあります。

例えば、形容詞「美しい」だと

「“美しかっ”た」「“美しけれ”ば」「“美しく”なる」

と変化します。


形容動詞は「静かだ」のように、性質を表す言葉で、「~だ」と言い切る形のものです。

「“静かだろ”う」「“静かな”ところ」「“静かなら”ば」

と変化します。






ちなみに、「用言」の反対は「体言」です。

「体言」は活用しない言葉のことで、「名詞」や「代名詞」がこれにあたります。


たとえば、「えんぴつ」といった名詞や「それ」といった代名詞は

うしろにどんな語がつこうが、

「えんぴた」や「そる」のようには変化(活用)しないですよね。


これが「体言」ということです。




国語の文法について学ぶときは、

まずはこの「用言」と「体言」の違いを

意識するようにしましょう!