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家庭教師のマナベスト 京都府 スタッフブログ

【理科】
絶対零度ってなに?

2022/12/30

「絶対零度」という言葉を聞いたことはありますか?


絶対零度とは、ものの温度が「-273.15℃」の状態のことを言います。

私たち人間の体温が36℃、水が凍るのが0℃と考えると、とんでもない低温ということが分かりますね。




なぜ「-273.15℃」という中途半端な数字を「絶対零度」に定めているかというと、

ものはそれより低温になれないからです。



意外に思われるかもしれませんが、

温度とは、その気体や物質を構成する原子・分子の運動具合によって決まるものです。


例えば、ここに熱湯と冷水があったとしたら、

熱湯の水分子は激しく動き回っていて、

冷水の水分子はゆっくり動いています。



そして、「絶対零度」というのは、原子・分子の動きが

完全に停止した状態のことです。

原子・分子が完全に停止するのが-273.15℃だからこそ、

その状態を「絶対零度」というのです。



「絶対零度」や、それに近いごく低温の世界では

「超電導」や「超流動」といった非常に興味深い現象が現れます。

これらの分野はいまだに未解明なことも多く、

日々研究が進んでいます。



ごく低音の「絶対零度」の世界に興味のある方は

ぜひ本などで調べてみてくださいね。