1月下旬は日本海側を中心に強烈な寒波に見舞われました。
気温が氷点下まで下がった地域も多く、
「水道管破裂」の注意を呼び掛けるニュースも多くありましたね。
ところで、凍結によって水道管が破裂するのには、水(H₂O)の性質が関わっています。
というのも、水には、凍結(凝固)して氷になると体積が増す性質があるんです。
みなさんは冷凍庫で氷を作ってみて、
出来上がった氷の表面が盛り上がってるのを見たことがありませんか?
あれは、凍結する途中に体積が増えているということなんです。
水道管に話を戻すと、水道管の中にたまっていた水が、
気温が下がり凍結するときに体積を増します。
そのときの圧力に耐え切れず、水道管が破裂するというわけです。
ちなみに、液体から個体に凝固するときに体積が増える、というのはとても珍しい性質です!
水以外のほとんどの液体では、凝固するときに逆に体積が減ります。
この知識は中学理科では頻出ですので、合わせて覚えておいてくださいね!