演習やテストで、ハードな思考が求められる問題を解く際には、
脳がフル回転して考えるかと思います。
「コレがこうだから…こっちはこうなって…つまり……」
という風に、考えを言語化し、解答まで論理の糸を伸ばしていく必要があります。
このとき、問題用紙の空白に思考の過程をメモすることをオススメします。
例えば解答が
「AがB、BはC、だからAもC」
という論理で求められるものの場合、
「AはBだから…Bは……」
と悩んだときに、手元に、まず「AはB」という短いメモを書きましょう。
このようにすることには、以下の利点があります。
もしメモが無いとしたら、「AはB」ということを頭の片隅で記憶しつつ、
「Bは…」ということを考えないといけません。
そうすると、脳が二つの作業を同時に行うことになるので、
「B」の問題について集中して考えることができません。
一方、メモに書き残してるとしたら、一旦「AはB」ということを忘れて、
「B」についてだけ考えることに集中できます。
そうして「BはC」ということが分かったら、
さきほどのメモを見返して、結論までもっていくことができます。
つまり、メモに残すことで、本来2つのことを頭の中で同時に考えて処理するところを、
一方を一時的に外部(紙)に保存できる、というわけです。
また、問題が解けず、途中までしかわからなかったとき。
テストを最後まで解き、時間が余ってもう一度その問題に取り組むときにも、このメモは役に立ちます。
メモを見返すことで、すぐに自分がさっき考えたところまで戻ることができるのです。
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今回ご紹介した方法は、いまからでも始めれば、割とすぐに効果が期待できる方法だと思います。
「自分が受けるテストにも役立ちそう」と思った方は、実践してみてくださいね!