どんな人にも苦手分野があるものですが、
その苦手と向き合って、勉強し、克服までもっていける人は意外と多くないものです。
というのも、苦手分野に着手するのは精神的に辛いので、
見て見ぬふりをして、そのままにしてしまいがちなんです。
しかし、当たり前ですが、苦手を放っておいてはいつまでたっても苦手なままです。
もし入試本番まで放っておいては、そこで失点し、周囲から差をつけられてしまいます。
入試本番に
「もっと早いうちから、この苦手に向き合っていれば…!」
と後悔しないように、4月の今のうちから、苦手を徹底的につぶす習慣をつけましょう。
苦手分野をつぶすためには、ある程度まとまった時間をとって、
一気に対策してしまうのが良いと思います。
例えば、数学の図形問題が苦手なら
「今日から2週間は、毎日数学の図形の勉強をしよう!」
という風に決めて、短期間で一気に理解してしまうことが効果的だと思います。
具体的な方法としては、教科書や、より易しい解説書を使うなどして、
まずは【理解】をしましょう。
苦手だったことも、じっくり時間をかけてみればやがて理解できるようになるはずです。
それでも分からないときには、先生や家庭教師に質問しましょう。
その後、簡単なワークなどを使って【演習】を重ねましょう。
演習をかさねることで、一度理解したことが自分のものになり、使いこなせるようになります。
演習で分からなかったところは答えや教科書を読み直し、仕組みを理解しましょう。
そして、「×」マークを付けておき、後日もう一度取り組むといいと思います。
ワークに載っているどの問題でも問われたらすぐに解答を導けるようになったら、
おそらくその分野に対する苦手意識は薄くなっていると思いますよ。
入試問題は、いろんな分野から幅広く出題されます。
ですので得意分野を完璧に極めたとしても、そこから得られる点数は限られています。
そして、苦手分野がある、ということはそれだけ失点の機会が増えてしまいます。
つまり、入試を見据えた勉強では、
苦手をつぶすという方針が、もっとも高得点が期待できる戦術だということです。
苦手分野に向き合うことは気が重いことかもしれませんが、
期間を定めて、一気にやってしまいましょう!