中学英語でならう「am」「are」「is」、これらはbe動詞と呼ばれるものです。
普通の文だと主語の後に置いて
I am a student.(私は生徒です。)
というふうに使ったりします。
このbe動詞ですが、先生が英語を始めて習う生徒に教えるとき、
「be動詞は、『○○は、~です』と訳します」
という風に教えられることがあります。
たしかに上の文を見てみると、
I = 私
a = (一人の)
student = 生徒
となるので、
訳文の「私は生徒です」を言うには
am = は、~です
と訳すしかないように思えますね。
しかし、be動詞の意味は本当は「は、~です」ではありません。
be動詞の意味を直接表す言葉は日本語にはないのですが、
強いて言うなら
「○○という状態である」
と言えるかもしれません。
I am a student.
は
「私は、一人の生徒、という状態である」
という文を、訳すときに意味を伝わりやすく短くして、
「私は生徒です」
としたと考えられます。
また、日本語で「~です」は敬語ですが、be動詞は特に敬語を表すものではありません。
ですので、相手と自分の関係に関わらず
「I am a student.」
と言いますし、訳すときには状況に合わせて敬語にしたりフランクにしたりして問題ありません。
(英語の敬語表現は別にあります)
英語を勉強する上で、be動詞の理解は欠かせません。
いま不安のある人は、他の何を置いてもまずbe動詞から勉強することをオススメします!