豊臣秀吉が築城した大坂城(大阪城)。
今は公園になっていますが、当時は、周辺までを占める広大な敷地でした。
今は「大阪」ですが、昔は「大坂」と書いていました。
ところで、大坂城があるあの場所は、大坂城ができる前は何があったのでしょうか?
高校入試の記述問題に出題されたことがあります。
実は、あの織田信長に約10年間も抵抗した本願寺があったのです。
浄土真宗(一向宗)の総本山です。
つまり、本願寺は、今のお寺のように、ポツンとあったわけではなく、
あの広大な場所で生活が十分にできるくらいの軍事的寺院だったのです。
だからこそ、織田信長でさえも10年間かかったのです。
ポツンとしたお寺なら、わずか1日で落とされていたでしょう。
このように、詳しい状況がわかると、より納得できますね。