今回取り上げたいのは「スペルミス」です。
スペル(spell)とは単語のつづりのことです。
例えばrとl 、 sとc 、 aとu、などなど、間違えやすい文字はたくさんあります。
なぜスペルミスをしてしまうのでしょう?
理由は大きく分けて3つあります。
① 日本語にない発音がある
thの発音は五十音にはありませんし、日本語では「ra」も「la」も「ら」と発音します。
②ローマ字読みを先に習っている
多くの日本人がヘボン式ローマ字を使用していて、ローマ字は英語の発音と異なる場合が多々あります。
「a」はローマ字では「あ」ですが英語では「エィ」と読んだりします。
そのため混同してしまいやすいのです。
そしてこれが一番重要なのですが
③「カタカナ英語」で学習している
多くの日本人に見られる傾向として、カタカナ英語を使っていることが挙げられます。
I have a pen. は「アイ ハブ ア ペン」ではありません。
翻訳サイトや電子辞書などで音声を確認すれば、haveのvは「ブ」ではなく「ヴ」に近いことがわかります。
「ブ」だと思っているからこれを「b」で書いてしまう…なんてミスにつながるのです。
【スペルミスをなくすには】
①新しい単語を勉強する時に正しい発音を確認する、発音記号をみる
②正しい発音で音読する(CDなど音声を使って練習すると◎)
③正しい発音で声に出しながら何回も単語を書く
生徒に「読んでみて」と言うと、ほとんどがカタカナ英語です。
それでも伝わるかもしれませんが、音とスペルの繋がりには気づけないままになってしまいます!
これではスペルを覚えにくいし、リスニングも上達しづらいでしょう。
一度自分の英語を振り返って、発音とスペルを意識しつつ勉強を進めていきましょう!