中学1年生では1次方程式、2年生では連立方程式、3年生では2次方程式を学ぶというように、中学3年間で3つの方程式を学びます。
1次方程式とは、xについて解くということです。
2+3=1+x
-x=1-2-3
-x=-4
x=4
このように求めたxの値が方程式の解とよばれるものです。
連立方程式では、一般的にxとyについて解きます。
x+y=10、x-y=4
x=7、y=3
このように求めたxとyの値が連立方程式の解です。
この、連立方程式は代入法や加減法を用いて解きます。
このときに、1次方程式が解けないと、連立方程式は解けません。
つまり、1年生の学習範囲の1次方程式が解けない生徒は、2年生で連立方程式を習っても問題が解けないということです。
3年生で習う2次方程式も、1次方程式が解けないと解けません。
このように、数学は1年生で習うことの上にどんどん新しく習うことが積み重なっていく、まさに積み重ね学習の代表科目です。
分かりやすい例で示しましたが、これは文章問題、関数、図形など中学校で学習する数学全ての学習範囲に言えます。
また、その他の科目も積み重ね学習はもちろんあります。
英語では現在形の基本形を学ぶからこそ、過去形や未来形の文法を理解できるということです。
理解できていない上にどんどん積み重ねができるはずはありません。
ですから、今習っていることを本当に大切にしていきましょう。
また、指導を受けても理解ができない問題は、その前の学習範囲が理解できていないということが原因かもしれません。
マナベストの家庭教師なら遡って指導を行うことが可能です。
積み重ね学習ができるよう、理解できていないところから学習していきましょう。