ノートに文字を書いたり、教科書の大事な部分に線を引いたりする時に、何色のペンを使おうか迷った経験はありますか?
また、何色のアイテムを使えば集中力が高まったり、問題を解く能力が上がったりするのか、考えた経験はありますか?
「勉強に集中しやすい色」はズバリ青のようです。
青色は「集中」できる色という実験結果が出ています。
また、課題中におけるコルチゾールの増加が青色は他の色より抑制されるそうです。
コルチゾールは「ストレスホルモン」として知られ、ストレスを感じた時に分泌される成分です。
つまり、青色は勉強中のストレスを軽減してくれる色かもしれないのです。
また、「緊張しやすい色」は赤と黄色のようです。
信号機の色からも想像できるかもしれません。
赤色や黄色の部屋と、青色や白色の部屋での計算活動を行った実験では、赤色や黄色の部屋で行った計算の方が正答率は高いという実感結果です。
最も正答率が高かったのは「黄」で、最も正答率が低かったのは「青」です。被験者の脳活動を測定したところ、黄色での脳活動が特に強く、黄、赤、白、青の順になるそうです。
黄色の脳活動最大値は青色の2倍以上なんていう実験結果も出ているようです。
ただし、緊張感があるということは疲労も感じやすいということ。
黄色や赤色は「刺激性」が強く、緊張感を与える色ということなので、長時間の使用は疲れやすい傾向にあるようです。
集中して学習したいときは青色、短期的に脳を活動させたいときは黄色や赤色を用いることが有効なようですね。
ぜひこのことを参考に、ペンの色や部屋の配色も一度見直してみると良いかと思います。