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家庭教師のマナベスト 京都府 スタッフブログ

【公民】
国民の権利の種類

日本国憲法には、国民が与えられた権利について制定されています。

自由権や平等権、社会権などがこれにあたります。


自由権とは、国家から不当に強制や命令をされない権利であり、思想・良心の自由表現の自由などの精神活動の自由や、職業選択の自由などの経済活動の自由、不当な身体拘束や刑罰を禁じる生命・身体の自由などがあります。


平等権とは、個人の尊重を実現するため、あらゆる個人を同じ身分のある者として、分け隔てなく対応する、法の下の平等を保障するものです。

憲法14条では、法の下の平等に加え、差別の禁止を規定しています。

憲法では、職業や住む地域、病気や障がいなどで人々を差別することを禁止しています。

また、男女の平等も平等権で保障されています。女性の社会進出が進み、男女共同参画社会基本法や、労働分野では男女雇用機会均等法、政治分野では男女共同参画推進法が制定されています。


社会権とは、人間らしい生活ができない人を支える義務が国家にある、という考えに基づき保障される権利です。

憲法25条では「健康で文化的な最低限度の生活」を営む生存権を保証しています。

また、憲法26条では、教育を受ける権利を保障し、子どもには義務教育を受ける権利があり、保護者には普通教育を受けさせる義務があるとしています。

また、憲法27条は勤労の権利を保障しています。


労働者が不利にならないよう、労働時間や賃金などの労働契約の最低基準は法律で定めています。

また、労働者と雇用者が対等に交渉できるように、労働組合を作る権利(団結権)、団体で交渉する権利(団体交渉権)、団体で行動しストライキなどを行う権利(団体行動権)の労働基本権を保障しました。


ここに挙げた権利は一例ですが、日本国民として、様々な権利が保障されています。

中学3年生で習う公民で習うことは、難しい言葉も多く使われて苦手意識を持つ人もいますが、私たちの生活に直結する事柄ばかりです。

興味を持って取り組むと、おもしろい分野なので、ぜひ色々と調べたり、教えてもらったりして、知識をひろげてください。