2025年度の公立高等学校生徒募集定員(全日制課程)について、多くの都道府県で募集定員の減少が発表されています。
たとえば関西圏では、
大阪府・・・3万5,887人(-1535人)
兵庫県・・・2万9,880人(-760人)
和歌山県・・・6,310人(-170人)
京都府・・・1万1,175人(-150人)
滋賀県・・・9,480人(-160人)
奈良県・・・7,137人(-160人)
※( )内は前年比
加速する少子化の波。
令和4年度には高校の生徒数は初めて300万人を下回りました。
募集定員の削減は、1クラスの人数を減らすのではなくクラス単位でおこなわれます。
高校の1クラスを無くす、ということです。
合格ラインギリギリの生徒にとっては死活問題ですが、定員減によって影響を受けるのは、削減した高校志望の生徒だけではありません。
定員を削減すると、普通は志願倍率はアップします。
そうすると、その高校が第一志望の生徒は出願校を変更する場合があります。
これによって他校の倍率にも影響が出るわけです。
第一志望高校だけでなく、偏差値の近い高校に定員減がないか、確認しておきましょう。