中学一年生に多い英語の文法ミスについて。
以下の文を英語に訳してみましょう。
「トムは学校で英語を勉強します。」
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答えは
Tom studies English at school.
です。
できましたか?
よくある間違いは at school を in the school にしてしまうものです。
なぜ“in the school“ではいけないのか、知っていますか?
Tom studies English in the library. のように図書館の時は“ in the“になるのに、
なぜschoolは“at“を使うのでしょうか?
この違いはズバリ、
「その施設(場所)が建てられたメインの目的で使っているか」です。
学校ですることといえば?と聞かれた時に まず最初に思い浮かべるのは教室で授業をしているシーンだと思います。
「学校で」というときは絶対“at school“を使う、と言われたことがある人もいるかもしれませんが厳密には違います。
学校のメインの目的、つまり授業や勉強で使う時は“at school“なんです。
「学校にいるってことは勉強してるってことだよね」という共通認識があるからです。
それ以外の目的で学校を使う時、もしくはただ「授業してるわけじゃないけど学校の敷地内にいますよ」という時には“in the school“の方が正確な表現になります。
図書館は本を読んだり、貸し借りをしたり、講演会があったり、DVDを観たり、色々な使われ方をしますね。
図書館で勉強するときには「図書館の敷地内だよ」と言いたいので“in the school“となるわけです。
このポイントを押さえると例えば“church“(教会)も、メインの目的はお祈りをすることだという共通認識があるので
I pray at church. (私は教会で祈る)
となりますね。
いかがでしょうか。
前置詞で大事なのはイメージです。
どのようなシーンなのかを想像することで使い分けも楽になってきます!