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家庭教師のマナベスト 東京都 スタッフブログ

【理科】
霧をつくってみよう

2025/01/10

霧を見たことがある人は多いと思います。

では、霧がどうしてできるのか、知っていますか?

霧や雲は、小さな水滴からできています。それが多数集まっていることで目に見え、霧や雲と呼ばれます。

雨などが降ることにより、水蒸気を多く含んだ空気が山間部などにたまり、それらが夜間冷えることで、水蒸気が水滴になると霧が発生します。

つまり、霧は水蒸気を多く含んだ空気が冷やされることで発生するのです。

そのため霧は、内陸地の盆地などで、空気が冷える深夜から早朝にかけてよく見られます。
そして、太陽が出て気温が上がると、霧は再び水蒸気となって消えます。


この霧を身近なものを使って、つくることができます。

用意するもの:透明なグラス1個、(40℃くらいの)ぬるま湯、線香、冷やした保冷剤。

まず、透明なグラスの内側をぬるま湯でぬらし、さらにグラスの底5センチほどにぬるま湯を入れます。これで、水蒸気を多く含んだ空気をつくることができます。

次に、このグラスに線香のけむりを少量いれます。

水滴ができるしくみですが、大気中には目に見えない小さな「ちり」が多くただよっています。

このちりが「芯(しん)」になって、水蒸気は水滴になります。

線香のけむりを入れるのは、この芯になるちりの役割をけむりがしてくれるからです。


最後に、このグラスの上に冷やした保冷剤を置いてふたをします。

夜間や早朝に空気が冷えるのを再現しています。

そうすると、霧ができる仕組みでグラスの中に「白いもやもや」としたものができるはずです。


このように霧を実際につくる実験をしてみると、どうして霧ができるのかが分かりやすくなりますね。

家庭にある、身近なもので霧を再現できます。