推薦入試やなどで既に合格が決まった生徒さん、おめでとうございます。
ひとまず受験前の緊張感からは解き放たれ、ゆっくり過ごされていることと思います。
今まで部活動や勉強で努力した結果ですから、自信を持って高校生活も頑張ってください。
さて、昔から推薦入学の生徒について言われている不安な点。
一足早く合格が保証された生徒は、安心してその後ほとんど勉強しなくなってしまうということです。
その一方、一般入試を受ける生徒は当日まで学力検査に向けて勉強し続けています。
推薦で既に合格が決まり勉強習慣をなくしてしまった生徒とは、学力の差も勉強習慣の差も4月の入学時点で差がついてしまうことが多いです。
そのため、早くに合格が決まった人ほど、入学までの過ごし方が重要になってきます。
特にスポーツや吹奏楽などの推薦入学の場合、入学後は部活を辞められないこともあり、勉強に集中したくてもまとまった時間を取ることが難しい場合もあります。
部活動の推薦で入学したとしても、進級するには「最低限このくらいの成績は必要」なラインはどの高校にもあるため、勉強をしなくていいことにはならないのです。
苦手教科を高校に入ってもひきずることのないよう、しっかり復習をしておきましょう。
私立高校の場合は入学までに課題を出されることもあります。
ギリギリになって慌てることのないよう、計画を立てて入学までの学習習慣をつけておくことが大切です。
また、2月または3月に入試を控える生徒と卒業までは一緒に過ごすわけですから、早く合格が決まった場合にはまわりの生徒への配慮が必要ですね。
気持ちよく新生活を迎えられるように、余裕をもって入学準備をしてきましょう。