空間把握能力という言葉を聞いたことはありますか?
空間把握能力とは、空間認識能力とも呼ばれます。
物体や情報の配置・位置・方向などを正確に、すばやく認識する力です。
また受け取った情報を頭の中で管理・操作する力でもあります。
この空間把握能力ですが、立体的な問題を解くのに役立つことはもちろんですが、それ以外のことにも役に立つ能力です。
例えば、自分と地面の位置関係を把握できるため、適切に地面を踏むことができるので、転びにくいことにつながります。
また、段差や傾斜にも臨機応変に対応ができるため、つまずきにくくもなります。
また、距離感覚があるからこそ、鉛筆で文字や絵を安定して書くことができます。
スプーンやお箸でご飯をすくい、口の中に運ぶことも空間把握能力がなければできません。
様々な道具を安全に、適切に扱えることができるのも、この能力のおかげです。
空間把握能力が低いと、転びやすかったり、道具を使って行うことが苦手だったりする可能性があります。
では、この空間把握能力は鍛えて向上させることが可能なのでしょうか。
色々と調べてみると、空間把握能力を鍛える方法が出てきます。
例えば、空間認識能力を鍛えるためには、立体的な遊びが有効です。
鬼ごっこやアスレチックのような全身を使う遊びから、空間を読み取る力を養うことができます。
また、積み木、あやとりやパズルのような手作業の遊びからも養えるようです。
昔からある遊びが、自然と必要な能力に結び付くのですね。
これらの遊びを改めてやっていくと、空間把握能力が鍛えられるようです。
また、大人向けに空間把握能力を鍛えるパズルやドリル、アプリなどもあります。
これらの効果がどれほどなのかは、測れないとこともあり、判断が難しい部分もあるかと思いますが、自分の空間把握能力に不安がある方は色々と調べてやってみると良い効果があるかもしれません。