スマートフォンのワイヤレス充電を行うことができる機械が増えてきました。
このワイヤレス充電ですが、どのような仕組みでできているのでしょう。
ワイヤレス充電といっても、方式は一つではなく、代表的な方式は3つあるようです。
磁気共鳴方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式です。
特に最近では電磁誘導方式が用いられています。
この仕組みは、ワイヤレス充電器には送電用コイルが内蔵されていて、電流を流すことで磁界が発生することを利用しています。
そして、 その中にスマートフォンを置くことでスマートフォン内部の受電用コイルが反応し、磁力を電力に変換する(電磁誘導)という仕組みになっています。
電磁誘導は中学2年生の理科で学習します。
身近なところに理科が使われている例ですね。
しかし、このワイヤレス充電ですが、ケーブルを差して行うケーブル充電に比べて、デメリットもあります。
ワイヤレス充電最大のデメリットは「充電が遅い」という点です。
これは、直接電源に接続するのではなく、あくまで磁界の仕組みを使って電力を生成しているため効率が悪いことが原因のひとつです。
効率よく電磁誘導を発生させようとすると、どうしても大きな機械が必要になってしまうのですね。
今後、また新たな技術が開発されていく可能性が高い分野ですが、電磁誘導という仕組みを使ってワイヤレス充電機は作られているのですね。
スマートフォン以外にも、ドローンもワイヤレス充電をしていますし、今後は電気自動車にもワイヤレス充電を取り入れる動きが始まっています。
電流を活かして、さらに便利な世の中にするため、開発している人々がいるのですね。