現代文は数学や英語と比較し、成績の上げ方が分かりづらい科目と言われています。
実際現代文を勉強しようとしたときに何をしたらよいのか困った経験がある人も多いのではないかと思います。
現代文では、知識そのものが直接問われることは少ないかもしれませんが、国語や現代文の学び方が分かれば他の科目や作文・面接対策など幅広く役立ちます。
そこで今回は現代文の勉強のポイントについて紹介していきます。
・漢字と語彙力・単語力の習得
語彙力と漢字力を身につけるためには日々の地道な積み重ねが欠かせません。試験直前の詰め込み学習では一時的に覚えられてもすぐに忘れてしまいがちです。
よって毎日の生活の中で繰り返しその言葉に出会い、使い、その都度意味を考えることで知識を定着させることができます。
・主語・述語を意識
日本語は特に会話の中で主語が省略されがちで、文脈から主語を補足し把握することが必要不可欠です。
また特に複雑な構造の文章では、主語と述語を正しく捉えるために、文章の構造を単純化して考えることが効果的です。
長い文章でも主語と述語に着目して単純化することで、文章の本質を捉えやすくなります。
・接続詞に注目すること
ここで主要な接続詞を4つ挙げます。
①「つまり」「要するに」: 筆者の主張が端的に述べられることが多い 筆者の主張を素早く把握できる
②「しかし」: この接続詞の後には筆者が強調したい大切な内容がくることが多い 筆者の主張のポイントを見逃さずに済む
③「例えば」: この接続詞の後には具体例が続くことが多い 筆者の主張を読み解くのに役立つ
このように接続詞に着目することで文章の構造を把握することができます。また、筆者が特に主張したい部分や対立意見、具体例の部分などを素早く見つけることができるようになります。
・問題を解きっぱなしにせず復習を基本とすること
どの科目でも解きっぱなしは良くないですが、特に現代文の記述問題は正誤が一見してわからないことも多く、丁寧に答え合わせをすることが少し面倒に感じる人も多いと思います。
しかし自分が解けたと思う感触と、実際の問題の正解・不正解との間には時々大きなギャップが生じます。
「解く」だけでなく「復習する」ことを意識しましょう。
本や新聞をたくさん読むことでも語彙力は身につきますが、試験が迫っている場合や国語自体に苦手意識がある人は今の自分のレベルに合った問題集や参考書を使って勉強を進めるのがおすすめです。