敬語を使うと、敬意や改まった気持ちを表現できることができます。
このような敬語は、徐々に使う機会が増えていきます。
敬語には種類があります。
「丁寧語」は、~ます、~です、などを用いる敬語です。
話します、こちらです、あちらでございます、など話し手が聞き手に対して丁寧さを表す敬語を丁寧語といいます。
「尊敬語」は、いらっしゃる、おっしゃる、召し上がる、など相手の行為を高める言い方です。
話題の中の相手に対して敬意を表す敬語を尊敬語といいます。
「謙譲語」は、参ります、申します、いただきます、など自分がへりくだった言い回しをするときに用いる敬語です。
このような敬語の種類があります。間違った言い方の例を挙げるので、正しい敬語の使い方を考えてみてください。
①先生が私の家に参ります。
参るは謙譲語のため、目上の先生には使わない敬語です。
そのため、正しくは「いらっしゃる」または「おいでになる」を使います。
例:先生が私の家においでになります。
②妹も私と一緒に夕飯を召し上がります。
召し上がるは尊敬語のため、身内に使わない敬語です。
そのため、正しくは「いただく」を使います。
例:妹も私と一緒に夕食をいただきます。
③お客様が絵を拝見されます。
拝見するは、お客様などの目上の方には使わない謙譲語です。
そのため、正しくは「ご覧になる」です。
例:お客様が絵をご覧になります。
注意点として、ご覧になられますという言い回しを使うことがありますが、「ご覧になる」、と「される」が重なった二重表現になってしまうので、正しくはご覧になる、が良いとされています。
まだまだ、たくさんの場面で敬語は使用されます。
正しい敬語を意識しすぎると会話がぎこちなくなってしまうかもしれませんが、少しでも敬語を学習して、正しく使えるようにしておくと大事な場面で相手を気遣った言い回しができるようになりますね。