紙やノートに書いて覚えるのは今時非効率?逆にデジタルで記憶に残るの?など、どちらの方法で勉強するか悩んだことはありませんか?
特に高校・大学生は授業や課題提出などでタブレットやパソコンを使うことが多く、使い分けに悩む場面も多いのではないでしょうか。
どちらの方法もメリットや効果がありますが上手に使い分けることでより効率よく勉強を進めることができます。
そこで今回は、手書き勉強とデジタル勉強のそれぞれの違いや効果について紹介していきます。
まず手書き勉強のメリットとして大きく2つのことが挙げられます。
1.記憶に残りやすい
講義のメモをパソコンでとるよりも手書きでとる方が概念の理解度を確かめるテストにおいて成績が高くなったという実験の結果があります。
手書きという効率の悪さが逆に認知能力に作用して、情報が脳に蓄積されやすくなるとも言われています。
反対にキーボードでの打ち込みは機械的な作業になりがちで記憶に残りづらい人が多いです。
2.脳の機能を向上
脳の「前頭前野」という部分は、考える・記憶する・アイディアを出す・判断する・集中する・感情と行動をコントロールする など人間にとって重要な働きを多く担っています。
この「前頭前野」が手で文字を書くことで働きやすくなります。
またタブレットやパソコンなどのデジタルツールはこの働きを抑制してしまうため、手書きの方が脳に良いとされています。
次にデジタル勉強のメリットとして大きく2つのことが挙げられます。
1.勉強への抵抗をなくせる
スマートフォンやタブレットなら問題集で解けなかった問題を写真に撮ってアルバムに入れておき、時間のある時に振り返るなどスキマ時間に効率よく勉強することができます。
机に向かって勉強するよりも抵抗感がなく始められるという点もモチベーションを保つ上で嬉しいメリットです。
2.わからないことをすぐに解消できる
効率的に勉強するためには、考えても仕方がない、わからないことはすぐに調べることが重要です。
知らない単語を調べたり、YouTubeなどで解説動画を見れば理解を深めることができます。
また覚えにくい単語や熟語は画像検索すると本質的な意味を理解でき、覚えやすくなるとも言われています。
このように手書き勉強とデジタル勉強のそれぞれにメリットがあります。
しっかりと時間を使って手書きで覚えたり、スキマ時間や移動中には動画やポッドキャストなどのデジタルツールをうまく使って効率よく勉強してみてください。