皆さん家庭教師の先生や学校の先生に勉強を教えてもらっていると思いますが、自分が友だちやきょうだいに勉強を教えることはありますか?
もし、身近に勉強を教えてほしい人がいれば、ぜひ教えてみてください。
例えば、下のきょうだいだと自分にとっては簡単な問題の解説をしないといけないこともあると思います。
自分にとってはもう解ける問題なので、それを年下の子に教えるとなると、自分にはメリットが無いように感じてしまうかもしれません。
しかし、自分が分かっていることでも、人に説明することでさらに知識が深まります。
自分が学習して頭に知識を入れることをインプット、それを解答に書いたり、説明したりすることをアウトプットと言います。
このアウトプットについては、自分が人に説明できるようになることが非常に効果的です。
そのため、簡単な問題でも人に説明することで、思いもよらない発見があったり、自分があいまいなところが分かったりします。
また、お友だちに勉強を教えると学習している単元の、自分とは違うところでつまずきがあることが分かったり、違う解答方法なども知ることができたりするきっかけになると思います。
そして、しっかり相手が理解できるように説明することで、自分の理解もより深まりますし、言葉で説明する能力が高くなります。
解説をするときに相手の理解力に合わせて説明を細かくしたり、短くしたりする必要もあります。
また、今学習している単元よりも遡った学習単元から説明する必要もある場合もあります。そのように判断する能力も身につきます。
このように人に教えていくことで、自分の学力や説明する能力が向上します。
ぜひ、お友だちやきょうだいに勉強を教えてみてください。
そうすることで、自分の様々な能力の向上につながったり、問題の理解が深くなったりするはずです。