小学校でも中学校でも、動物の分類について学習します。
中学1年生で学習する、特徴に注目した分類について確認していきましょう。
まず、動物は背骨のある「脊椎動物」と背骨のない「無脊椎動物」に分けることができます。
脊椎動物はイメージしやすいかと思いますが、無脊椎動物は昆虫やムカデ、ヤスデ、クモやイカ、アサリ、カニなどです。
次に、呼吸方法で分類しましょう。
気門から空気を取り入れる呼吸法(昆虫・甲殻類・ミミズやムカデなど)、えらと一部肺から空気を取り入れる呼吸法(イカ・アサリ・マイマイなど)、えら呼吸のみ(魚類)、子はえらや皮膚から空気を取り入れ親になると肺や皮膚から空気を取り入れる(両生類)、肺呼吸(は虫類・鳥類・哺乳類)といった呼吸法があります。
次に子の生まれ方での分類です。
哺乳類以外は卵生です。哺乳類は唯一の胎生(子を産むこと)です。その他の動物は卵を産みます。私たち人間も胎生です。
胎生の動物は陸に住む動物が多いですが、イルカ、シャチ、アザラシなどは海で生活していますが胎生のため哺乳類です。
このように海にいる哺乳類を「海棲哺乳類」とよびます。海棲哺乳類は肺で呼吸しています。水中では、肺に空気をためてもぐっています。
最後に体表で分類します。
節のある外骨格をしている動物は節足動物といいます(ムカデ・ヤスデ・クモ・昆虫類・甲殻類)。
内臓ががいとう膜に包まれている動物は軟体動物といいます(イカ・アサリ・マイマイ)。
うろこで覆われているのは魚類とは虫類(カメ・ヤモリ・ワニ)です。
そして、うすく湿った皮膚で覆われているのは両生類(イモリ・カエル・サンショウウオ)です。
羽毛で覆われているのは鳥類です。最後に毛で覆われているのは哺乳類です。
このように、動物には様々な分類があります。特徴を見ていくとおもしろいので、ぜひ興味をもって学習してみてください。