日本の地表において、土地が盛り上がったり沈んだりすることが過去に活発に起こり、山地や山脈が連なっているところを造山帯といいます。
造山帯は高くて険しい山があったり、地震が多く起こったりすることがあります。
また、地下深くでマグマがつくられることがあるので火山活動も活発です。
日本列島は環太平洋造山帯に属していて、活発な地震活動や火山活動が見られます。
例えば、日本で一番高い山である富士山は現在も火山活動が起きています。
また、神奈川県箱根町にある、大涌谷では活発な火山活動を間近で見ることができます。
日本列島は、太平洋側に突き出すように弓のような形をしていますよね。
そして、その形に沿って背骨のように山地や山脈が連なっています。
世界の陸地に占める山地の割合約25%であるのに対して、日本では山地の割合は約75%もあります。
山々は生物が生活しているため、古くから狩猟の場となってきました。
また、人々が暮らす住居の材料となる木材が育つ場でもあります。
また、そこに降った雨や雪は川となって飲み水や農業用水として使われてきました。
このように、山地は我々に豊かな暮らしを提供してくれています。
列島の中央部には、3000メートル級の険しい山々からなる日本アルプスがあります。
日本アルプスは飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈の総称であり、登山や観光にも多くの人々が訪れています。
これらの山脈の東側にはフォッサマグナがあります。
フォッサマグナとは地盤の割れ目がずれ動いた状態である断層が集まっているところです。
山地や山脈は、このフォッサマグナを境にして、東側では南北方向にならび、西側では東西方向にならんでいます。
これらの地形が日本の特徴的な地形になっています。