日本は戦後、文化の面で発展を果たしてきました。
これまでノーベル賞を受賞した日本人は多くいます。
1949年(昭和24年)に湯川秀樹が日本人で初めてノーベル物理学賞を受賞しました。
湯川秀樹は、1935年に原子核内の陽子と中性子を結びつける「中間子」という粒子を理論的に予言したことを評価され、受賞に至りました。
1968年には川端康成が日本人初のノーベル文学賞を受賞しました。
「伊豆の踊子」「雪国」などの小説が評価された結果です。
その他に、文学賞を受賞しているのは、「洪水はわが魂に及び」や「人生の親戚」を書いた大江健三郎です。
1974年には、日本人で唯一、佐藤栄作元総理大臣がノーベル平和賞を受賞しています。
「核を持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則を宣言した佐藤・元総理大臣は、アメリカなど5か国以外の核兵器保有を禁止するNPT=核拡散防止条約に1970年に署名したことなどが理由に挙げられています。
最近のノーベル賞受賞者は2021年に物理学賞を受賞した、真鍋淑郎(まなべしゅくろう)で、大気中の二酸化炭素濃度の増加が地球温暖化に影響することを実証した業績を評価され受賞しました。
また、2019年にはリチウムイオン二次電池を開発した、吉野彰が化学賞を受賞しています。
2024年には、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞しています。
これまでに、人物だけで見ると1949年の湯川秀樹から2021年の真鍋淑郎まで、合計28名の日本人がノーベル賞を受賞しています。
一番受賞者数が多い国はアメリカで、続いてイギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンと多く、日本は7位ということです。
これまでの受賞者の歴史や、受賞内容を調べてみると面白いと思いますので、ぜひ調べてみてくださいね。