2030年度(令和12年度)までに、デジタル教科書を紙の教科書と同じように正式な教科書として位置付ける方針が示されています。
現在、デジタル教科書は「教科書代替教材」として扱われていますが、次期学習指導要領の改訂に合わせて、検定や無償給与の対象となる「正式な教科書」として導入される予定です。
ただし、学校現場ではデジタル教科書の活用がまだ十分に進んでいないという課題もあります。
現状では、紙の教科書とデジタル教科書を併用する形が多く、完全にデジタル化するかどうかは今後の議論次第です。
デジタル教科書の導入によって、学習の効率化やアクセシビリティの向上が期待されていますが、一方で「紙の方が使いやすい」「デジタルだと集中しづらい」といった意見もあるため、どのように普及していくかが重要なポイントになりそうですね。
デジタル教科書には、便利な点もあれば課題もあります。
メリット
・ 学習の効率化:検索機能や動画・音声の活用により、理解が深まりやすい。
・持ち運びが楽:タブレットやPCで閲覧できるため、重い教科書を持ち歩く必要がない。
・インタラクティブな学習:書き込みやマーカー機能を使って、学習内容を整理しやすい。
・視覚・聴覚支援:文字の拡大や音声読み上げ機能があり、学習のアクセシビリティが向上する。
・環境への配慮:紙の使用量が減るため、資源の節約につながる。
デメリット
・目の疲れ:長時間の画面使用により、目の負担が増える可能性がある。
・通信環境の影響:インターネット接続が必要な場合、環境によってはスムーズに利用できないことがある。
・書籍の一覧性の欠如:紙の教科書のように全体を見渡しながら学習するのが難しい。
・機器の故障リスク:タブレットやPCが故障すると、教科書が使えなくなる可能性がある。
・導入コスト:端末の購入や維持費がかかるため、学校や家庭の負担が増えることも。
デジタル教科書は便利な面が多いですが、紙の教科書と併用することで、より効果的な学習ができるかもしれませんね。
みなんさんはどちらの方が使いやすいと思いますか?