バナー
バナー
バナー

ホーム > 対応エリア > 大阪府 > スタッフブログ > 【発達障害】個性を理解しよう

家庭教師のマナベスト 大阪府 スタッフブログ

【発達障害】
個性を理解しよう

文科省の調査によると、公立小中学校の通常学級に通う生徒の8.8%に発達障害があることが2022年の調査で分かっています。

調査は10年ごとで、前回2012年の調査では、6.5%でした。

これらは発達障害に対する理解が一般的に広まり、本人や家族、学校の先生の気づきがあり、診療・早期発見に繋がったことが考えられます。


発達障害は、脳機能の発達に関係する障害で、通常は自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)の3つの主要カテゴリーに分類されます。

これらの障害は、それぞれ異なる特徴と困難を伴うい、決して親のしつけや本人の努力不足によるものではないため、個別の支援と理解が求められます。


自閉スペクトラム症(ASD)は、社会的なコミュニケーションや対人関係において困難を抱える障害です。

例えば、他人の感情を理解するのが難しかったり、特定の行動や興味に強いこだわりを持つことがあり、最近では1歳半の乳幼児健康診査でASDの可能性を指摘されることがあります。

ASDの症状は非常に多様で、軽度から重度まで幅広く存在します。

日常生活においても柔軟性を欠くことが多く、予測不能な状況に対処するのが難しいことがあります。


注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、注意力の維持が難しい、衝動的な行動をとる、多動性が見られる障害です。

授業中に集中することが難しく、忘れ物をしたり、課題を完成させるのに苦労することが多いです。

また、衝動的な行動が他人とのトラブルを引き起こすこともありますが、適切な支援や環境調整を行うことで、ADHDを持つ人々も成功し、充実した生活を送ることが可能です。

好きな分野では独自の視点や驚異の集中力を発揮するなどの場合もあります。



学習障害(LD)は、特定の学習分野において困難を抱える障害です。

読字障害(読むことが苦手)、書字障害(書くことが苦手)、算数障害(計算することが苦手)と、それぞれタイプは異なりますが、併発する場合もあります。


知的能力には問題がないものの、学習障害は特定の学習活動において著しい困難を示します。

適切な指導と支援を受けることで、LDを持つ子供たちも学習の遅れを補い、得意分野を伸ばすことができます。

集中力が持たない等の場合は、こまめな休憩を入れて学習を進めていきましょう。