みなさんは、英語に関する資格を持っていますか?
英語の能力を測る資格にはさまざまな種類があり、代表的な資格には以下のようなものがあります。
・英検(実用英語技能検定)
小中学生のみなさんには一番なじみがありますね。
英検は日本国内で広く認知されている試験で、1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級までのレベルがあります。
英検の取得は、高校や大学の入試で内申点の加点や試験免除の対象になることがあります。
準1級以上を取得すると、難関大学の入試で優遇されるケースが増えています。
高校入試では、大阪府の公立高校では準1級取得者は英語試験100%の得点保証、2級取得者は80%の得点保証という優遇制度があります。
他にも、高校によって内申点に加点される県もありますので、自分の志望校を調べてみましょう。
・TOEIC(Test of English for International Communication)
ビジネス英語の能力を測る試験で、特に企業の採用や昇進の際に評価されることが多いです。
リスニング&リーディング(L&R)とスピーキング&ライティング(S&W)の2種類があります。
・IELTS(International English Language Testing System)
海外留学や移住を考えている人向けの試験で、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類があります。
・TOEFL(Test of English as a Foreign Language)
主に英語圏の大学や大学院への留学を希望する人向けの試験で、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能を測定します。
・日商ビジネス英語検定
ビジネスシーンでの英語運用能力を測る試験で、英文メールやプレゼンテーション能力などが問われます。
・国際連合公用語英語検定
国際的な場面での英語運用能力を測る試験で、世界情勢や国際政治に関する内容も含まれます。
これらの資格を習得するには、まず目標を設定しましょう。
まず、受験する資格の目標スコアや合格レベルを決めます。
TOEICなら「800点以上」、英検なら「準2級合格」など、具体的な目標を設定すると学習計画が立てやすくなります。
また、どの試験でも、単語・文法・リスニングの基礎力が重要です。
以下の方法で基礎を強化しましょう。
■単語:毎日少しずつ覚える(アプリや単語帳を活用)
■文法:問題集や参考書で基礎を確認
■リスニング:英語のニュースやポッドキャストを聞く
試験対策については試験ごとに異なる出題形式に慣れておきましょう。
□TOEIC:公式問題集を使い、時間を計って模擬試験を実施
□英検:過去問を解き、ライティングやスピーキングの練習をする
□IELTS/TOEFL:エッセイの書き方やスピーキングの構成を学ぶ
実践練習については、オンライン英会話を活用し、スピーキング力を鍛えましょう。
英語で日記を書くことで、ライティング力を向上させることができます。
シャドーイング(英語音声を聞きながら真似する)は、発音とリスニング力の強化につながります。
もちろん、定期的に模擬試験を受け、弱点を分析して改善することが大切です。
しっかり対策をして、資格習得に向けて頑張ってくださいね!