良く噛んで食べることは、消化によいことは昔から知られています。
よく噛んで食べましょうと、小学校のときに言われたりしますよね。
良く噛むと消化がしやすいため、胃に良く、満腹感も得られるため食べ過ぎも防ぎます。
良く噛むと他にも良いことがあります。
良く噛むと頭がよくなるというのは、昔から言われてきたことです。そして、その実験も行われてきました。
「良く噛むことは、脳を活発にさせる」ということを、自然科学研究機構、生理学研究所の柿木隆介教授と坂本貴和子研究員が明らかにしたそうです。
この研究は、チューインガムを噛むと脳が活発になることを科学的に証明したものです。
例えば、メジャーリーガーの多くがバッティングの直前までガムを噛んでいることが多いです。
これは、ガムを噛むことで、バッティングの集中力を高めることに効果があったり、脳が活性化する効果があったりするのではないかと考えられてきましたが、それを証明されたことはありませんでした。
そこで、柿木隆介教授と坂本貴和子研究員は実験を行い、味や風味の影響を受けないように無味・無臭のチューインガムを噛んでもらい、噛んでいない時と噛んでいる時の手先の運動を比較しました。
その結果、良く噛むことは脳を活性化することを示しました。
顎の運動だけではその効果はないそうで、ガムなどのモノを噛むことで脳を活発にすることが分かりました。
つまり、食べ物を良く噛むことで、脳によい影響を及ぼすということが科学的に立証されたわけです。
しかし、実験の結果からは「噛むことで“頭がよくなる”という説の裏付けではない」という結論も出されています。
噛めば脳を活性化することはできますが、噛むからと言って頭がよくなるわけではないということですね。
試験のときにガムを噛むことは禁止されていることが多いと思いますが、集中して何かをしたいときに食べ物を良く噛むのは効果がありそうですね。