ふるさと納税という言葉を社会人の方は知っている方が多いのではないでしょうか。
利用したことがある、あるいは現在も利用しているという方が多くいると思います。
学生だと、聞いたことがあるくらいで、まだ仕組みを知らない人が多いかもしれません。
しかし、このふるさと納税は、地域への寄付ができる重要な制度です。
税金は、本来は住んでいる自治体に納めるものです。
住民税や市県民税はこれに当たります。
一方、ふるさと納税は好きな地域や応援したい地域を選んで寄付することができます。
納税とついていますが、実際には選んだ地域への寄付であり、その地域の活性化のための財源として活用されます。
人口が減っていたり、過疎化してしまったりして、財源を確保できない地域や、災害に見舞われた地域の応援をすることができる制度です。
ふるさと納税を通して、まちづくりや復興支援などの様々な課題に対して、寄付金の使い道を指定できます。
手続きをすれば、実質の自己負担2,000円のみとなります。
2,000円を超える部分については、所得税の一部が戻ってくる(還付)、住民税の一部が差し引かれる(控除)ため、この2,000円を実質負担すれば、選んだ地域に寄付ができ、さらに返礼品がもらえるというものです。
この返礼品は様々なものがありますが、寄付する地域の特産品、名産、特典なども多いので選ぶのが楽しくなります。
また、その地域でないと食べられないものや、手に入らないものも送ってもらえるので、地域の魅力を感じることができます。
ふるさと納税をどのくらい活用できるかは、家族構成や年収などによって変わるので様々ですが、地域の活性化につながる素晴らしい制度なので、ぜひ色々な地域に寄付をしていきたいですね。