日本の学校では小学生の頃に掛け算として九九を暗記しますが、他の国ではどのようにして掛け算を学んでいるのでしょうか。
世界の掛け算事情について紹介します。
日本
まずは日本です。
日本では、小学校2年生の頃に九九を暗記します。
「にいちがに、ににんがし、、」とリズムで覚えた人が多いのではないでしょうか。
早い段階から計算のスピードと正確さを重視しているのではないかと考えられます。
フランス
フランスでは大人になると、優秀な企業のエリートでも九九を覚えていない人がいるそうです。
フランスにはフランス式掛け算というものがあり、5×5までを覚えていれば残りは覚えていなくても両手の指を使って求めることができます。
暗記よりも理解を重視するスタイルで、九九をすべて知らなくても計算ができるよう工夫されているのです。
アメリカ
アメリカでは9×9までの計算を日本でいう100マス計算のようなかたちの表で学ぶそうです。
日本のようにしっかり暗記するわけではなく掛け算の意味(何を何回たすか)を図や具体的なもので教えるのが特徴だそうです。
インド
インドでは19×19まで覚える子もいるそうです。
インド式計算では独自の計算法によって桁の多い数でも一瞬で暗算できるようなテクニックが使われます。
中国
中国では日本と同じように9×9まで暗記しますが、九九の順番が逆のようです。
9×9=81から始まり1×1=1で終わります。
日本と似ているようで、文化の違いが少し現れていますね。
掛け算に注目しても、世界にはいろいろな考え方や方法があります。
正解が1つではないことを知ると、勉強にも柔軟な考え方を身につけることができます。
自分に合った考え方を見つけるヒントになるかもしれませんね。