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ホーム > 対応エリア > 愛知県 > スタッフブログ > 大学入試形式のひとつ総合型選抜(AO入試)とは

家庭教師のマナベスト 愛知県 スタッフブログ

大学入試形式のひとつ
総合型選抜(AO入試)とは

AO入試(Admission Office入試)とは、大学が学力だけでは測れない多様な能力や意欲、個性を評価するために実施する入試形式です。

1990年代から導入が始まり、現在では多くの大学で広く採用されていて、一般入試と比べて学力試験よりも面接や書類審査、自己PR、小論文などを重視するのが特徴です。


主な特徴は

①人物重視の選抜方法
AO入試では、学力試験の点数だけではなく、志望理由書や活動歴、面接でのやりとりなどをもとに「その人が大学で何をしたいか」「どんな可能性を持っているか」を評価します。

②学力試験がない場合もある
一部の大学や学部では、センター試験(現在の共通テスト)の成績や学力試験を課さない場合もあります。
ただし、一定の学力を求められることが多く、書類や面接でその能力を証明する必要があります。

③早期に結果が出る
AO入試は夏〜秋に実施されることが多く、合格発表も早めです。
進路が早期に決まるため、受験生にとっては精神的な負担が軽減されるメリットがあります。



選考の流れ(一般例)

1.エントリー(出願)
志望理由書や活動報告書などを提出。大学によっては事前課題が出ることも。

2.一次審査(書類選考)
提出書類をもとに、志望動機や適性が評価されます。

3.二次審査(面接・小論文など)
面接では、大学での目標や学びたい内容について話す機会があります。小論文で論理的思考力や表現力が問われる場合も。

4.合格通知
一般入試より早く結果が出るため、早めに進路を決定できます。



AO入試は、学力試験よりも自己表現で勝負したい人や高校時代に部活・ボランティア・課外活動などに力を入れていた人、 明確な志望理由や将来の目標がある人に向いています。


AO入試を成功に導くためには、自己分析と戦略的な準備が不可欠です。



実践的な戦略は

①自己分析を徹底する

・自分の強み・弱みを紙に書き出す→ 学校での活動、ボランティア経験、得意科目などを整理しましょう。
・将来の目標を明確にする→ 「なぜこの大学・学部で学びたいのか?」を言語化することが重要です。


②志望理由書・自己PRの準備

・ストーリー性のある文章を意識→ 単なる実績紹介ではなく、自分の価値観や成長過程を盛り込む。
・大学の理念やカリキュラムとの接点を示す→ HPやパンフレットから情報を収集し、「大学と自分の接点」を明確に。


③面接対策

・模擬面接を何度も練習→ 家族や先生に面接官役を頼んで、本番に近い形で練習。
・答えを丸暗記するのではなく、自分の言葉で話せるように→ 面接では「人柄」が見られます。緊張しすぎず、自然体で話しましょう。


④小論文・課題対策
・過去の出題傾向を調べる→ 大学によってテーマの傾向があります。「社会問題」「大学で学ぶこと」など。
・書き慣れることが大切→ 週に1本は練習を。書いたら必ず先生や友人に添削してもらいましょう。


AO入試は準備の早さと丁寧さが合格への鍵になります。

明確に行きたい大学があれば、AO入試が採用されているか調べてみてくださいね。