2026年の国立大学入試では、大学別に見ると難関大学を中心に志願者数が減少する傾向が強まりました。
共通テストの難化により受験生の安全志向が高まり、特に旧帝大や難関12大学では前年を下回る大学が多く見られました。
難関12大学のうち志願者数が増加したのは大阪大学のみで、前年比103.3%と3年連続の減少から一転して増加に転じました。
一方で、東京大学や京都大学を含む旧七帝大の多くは微減となり、受験生が共通テストの得点状況を踏まえて出願を控えたことが影響しています。
東京大学は志願者数が前年をわずかに下回り、全体として安全志向の影響を受けた形となりました。
京都大学も同様に志願者が減少し、特に文系学部での減少幅が目立ちました。
北海道大学は志願者数9,299人で前年比98.9%となり、3年連続の減少となりました。
東北大学も前年比96.4%と減少し、難関大学全体で志願者が分散したことがうかがえます。
名古屋大学は前年比95.4%と減少し、理系学部での志願者減が顕著でした。
大阪大学は唯一増加した難関大学であり、特に工学部や基礎工学部で志願者が増え、前年からの反動もあって人気が回復しました。
九州大学は前年比95.4%と減少し、共通テストの難化が九州地区の受験生にも影響したと考えられます。
難関12大学のうち、東京科学大学は前年比87%と大幅に減少し、3年連続の志願者減となりました。
東京都立大学や横浜国立大学も前年比85〜87%と大きく減少し、都市部の大学で志願者減が顕著でした。
広島大学も前年比89%と減少し、地方の中核大学でも安全志向の影響が見られました。
一方で、地方の地域拠点大学では志願者が増加した大学もあり、金沢大学や新潟大学などでは共通テスト難化による地元志向の高まりが影響したとみられます。
特に北陸や甲信越では志願者増が目立ち、地域内での大学選択が強まったことが数字に表れています。
このように、2026年の大学別志願動向は、共通テストの難化を背景に難関大学で志願者が減少し、地方大学で増加するという二極化が進んだ年となりました。
受験生がリスクを避け、現実的な出願戦略を取った結果が大学別の数字に反映されており、2027年以降の入試動向にも影響を与える可能性があります。